国歌斉唱に続き、高射教導隊により編成された特別儀じょう隊による捧げ銃、高射学校音楽隊が「国の鎮め」を演奏する中、参列者は拝礼、黙祷した。
執行者の下志津駐屯地司令(宮本久コ 陸将補)は、「五十八柱の御霊に対し、謹んで追悼の誠を捧げます。御霊は、我が国の平和と国民の生命を守り抜く、崇高で困難な任務を志し、空で、海で、そして陸で、それぞれの持ち場において、強い使命感と責任感を持って、職務の遂行に全身全霊を捧げられました。私たちは、その勇姿を敬意の念とともに永遠に心に刻み付けてまいります。御遺族の皆様におかれましては、かけがえのないご家族を突然無くされた悲しみは、いかばかりであったかと御心中は計り知れませんが、悲しみや苦しみを乗り越えられ、本日ここにお元気なお姿を拝見し、心から敬意を表する次第です。(中略)
我々は、志半ばで職に殉ぜられた御霊の尊い犠牲を無にすることなく、隊員一同任務達成の決意を新たにし、事に臨んでは危険を顧みず、身をもって国民皆様の負託にお応えする覚悟を持ち、一層努力することをお誓い申し上げます。」と追悼の辞を述べた。
執行者に続き千葉県知事は、今年発生した災害に従事した自衛隊への感謝を述べるとともに、御霊に対する敬意と感謝の気持ちを述べた。
この後、献花に移り、執行者や遺族に続き、参列者らが白菊を献花台に手向けた。そして儀じょう隊による弔銃の後、遺族を代表して、千葉県遺族会代表の石井氏の挨拶を最後に式典はつつがなく終了した。
令和元年度自衛隊殉職隊員千葉県追悼式参加