海自下総基地『殉職隊員追悼式』


 秋晴れの澄み切った青空の下、下総水交会会員のご奉仕で綺麗に刈り込まれ広場に建つ『雄魂の碑』前で下総教育航空群司令 山作 房彦1海佐が執行者を務め、殉職隊員追悼式が翼の会、下総水交会、千葉県隊友会、第3術科学校校友会及び三綾会会員他多数の部隊指揮官等が参列して厳粛にしてしめやかに執り行われました。                                                    

  式典は儀仗隊の拝礼に始まり、参列者一度の黙とう後、執行者が34柱の御霊のご冥福を祈る追悼の辞を述べられた。

 
儀仗隊の拝礼 弔辞を述べる山作執行者


 参列者による献花が執行者、来賓、教育航空集団司令官小野原海将を先頭に所在部隊指揮官と続く中、かって下総基地に所在し現在は厚木に所在する51航空隊及び第3航空隊の両司令が献花された。

 その後二人ずつの所在部隊幹部自衛官、海曹及び海士代表が献花した。

執行者 教育航空集団司令官  千葉県隊友会長 

 御霊は、照明弾の開発実験の際投下した照明弾が機体に引っ掛かり発生した火災、硫黄島における夜間着陸訓練時の事故などによる犠牲者である。昭和63年以降当基地での殉職者は一人も出していない。このことは、所在するそれぞれの指揮官以下全隊員が34御柱の遺訓を心に刻み日夜の訓練に精進してきている賜物であると感じます。

 残念なことに、ご遺族の方々がご案内通知を出したもののご高齢、他界などによりご参列頂けなかったことが悔やまれた。

 儀仗隊の弔銃が御霊のご冥福を願い天空に鳴り響き式典は閉じられた。

                              
                       弔銃の響き高らかに 御霊に届け