平成28年11月18日(金)11時から下総航空基地「雄魂の碑」前において海自下総教育航空群司令 寺尾俊彦1等海佐の主催で斎行された。

  式には、昭和40年航空事故殉職安岡1海佐ご遺族及び僚機機長昭和46年航空事故殉職山田3海尉ご遺族並びに同僚4名、参加ご遺族関連航空事故機所属部隊指揮官(51空司令、3空司令)、翼の会会長、下総水交会会長、千葉県海自OB会会長、ネプチューン会会長、3術校校友会会長、下総基地所在部隊指揮官(教育航空集団司令官、第3術科学校長、各隊司令等)が参列された。県隊友会からは、副会長 安達が参列した。

  式は、寺尾下総教育航空群司令の殉職者に捧げる言葉に引き続き、参列者全員が献花、儀仗隊による捧げ銃・弔銃、弔電紹介(防衛大臣、海幕長及び柏市長)が行われた。

 「雄魂の碑」には、これまでに7件の事故による殉職者34柱を合祀。事故は厳冬訓練中の心臓麻痺2件、航空機整備作業中の事故死及び施設車両による事故死の4柱を除く30柱はいずれもP2X−7の航空事故3件によるもの。下総基地においては航空事故による殉職は昭和48年以降発生しておらず、また地上事故による殉職者も昭和63年以降発生していない。

 今回は、久し振りに参加されたご遺族の希望もあり、部隊喫食による追悼会食が実施された。何れのご遺族も、事故後の海上自衛隊による支援により、平穏な生活を送ることが出来たことに感謝の言葉を述べられ、厳粛な中に温かさのある儀式であった。
                                     
千葉県隊友会副会長 安達孝昭


        下総航空基地殉職隊員追悼式に参列