桜は古来、わが国民の愛花であり、 わが国民性の表章であった。
「敷島の 大和心 人問はば 朝日に匂ふ 山桜花」 本居宣長
昔は、夢といえば、はかないものの象徴でした。 そして人生も、夢のように、かなわないものだと 捉えていたようです。
古くから、人々にこよなく愛されてきた桜もそう。 夢のように、はかなく咲いて散っていく姿を、 自分たちの人生に重ねてみていたのでしょう。 大和心は 「朝日に匂ふ 山桜花」
花の写真 第99回