花の写真  第1回 作者プロヒール
小倉利之氏(船橋
千葉県隊友会会員

県隊友会理事

海上自衛隊
第211教育航空隊

平成9年退官
会員のぺーじへ

すいせん

 「水仙」この草が水辺を好み、仙境を感じさせる花をつけるところからの命名という。
 室町時代の漢和辞書に、水仙を漢名「水仙華」、和名「雪中華」と紹介している。
 日本には、古くに帰化したしたニホンスイセン一種が自生し、各地の黒潮の流れに沿った海岸沿いに群落をなしている。

  越前岬の群生は有名で、福井県の県花とされている。
 春の訪れをいち早く感じ、清楚で気高く、
薫り高い花を咲かせる水仙は、世界中に60種以上の原種、現在では一万種を超える品種がある。

まんりょう

 

山茶花

「まんりょう」はセンリョウに勝ると言う意味からの命名であると言われている。日本の関東以西、台湾、朝鮮、中国、インドに分布。暖地の樹陰などに自生し、特に茶庭などで観賞用に栽培される。茎は直立、上部でまばらに小枝をだし、高さは60〜90センチよく似たセンリョウとは、葉の上に実をなすのがセンリョウ、葉の下に垂れるのがマンリョウとする見分け方がある。日本の地方によっては、正月に十両、千両、万両といった赤い実のものを飾る風習がある。                     

ろうばい

 蝋梅

蝋梅、漢名の音読み。花弁の色が蜜蝋に似るからとも、また蝋月(陰暦12月)に咲く花が梅に似るからともいわれる。古名は唐梅。中国中部原産で、後水尾天皇の時代に渡来。葉のでる前の1〜2月、2センチ程の香りの高い花をつける。内側の花弁は小さく暗紫色、外側は大形で黄色である。日当たりのよい適潤な肥沃地に、西日と寒風を避けて植栽する。生長はやや遅く、移植は難しい。盆栽、庭園樹、生け花の材料。中国では花から香料をとり、花、茎、根は薬用にする。