うめ

梅花
 

うむみ(熟実)」の約転、中国音のメイの転訛、薬用として渡来した燻し梅「烏梅(うばい)」に由来する。別名むめ(古名)、春告草、匂草、風待草、初名草など。中国原産。耐寒性に冨み、北海道を除く全国に栽培される。早春、春に先だって五弁花を咲かせ、香気も高い。ブンゴウメ、コウメ、テッケンバイ、ザロンバイ、リョウガクバイの5つに分類される。目別には、観賞用の花梅、収穫用の実梅、兼用種に大別される。花梅は、野梅、豊後、紅梅がある。

山茶花

 さざんか

山茶花

初冬、白色か淡紅色の花をつける。諸花凋落の後である。この花は、日本独自の花であり西洋の花のように人気はないが、美しい花の中に入るものです。そのさびた風姿が愛されて、庭樹として用いられ、茶花にも愛用されているものである。白色、淡紅色、絞り、八重咲等がある。椿に似て、葉も花も小さいが、中には、寒椿とよく似ており、区別のつないものもある
「掃きてすぐ また散るさざんかわ 乙女いろ」
                   

まんさく
満作

 早春、万花にさきがけて咲き、その枝を覆い尽くす黄色い花。先週降雪のあった後、ある公園に出かけると、雪の残っている中に、いまから咲こうとしている満作をみつけた。雪の咲くころからその花が枝を覆うようにびっしりと咲くことから、「豊年満作」の満作の意味で名付けられたと聞きます。花弁がちぢれて何処となく神秘的な趣をもつことから、豊作を祈る木として、庭先に植えられる。日本の固有の木である。
「まんさくの 黄色のなみなみと 暮れにけり」 古舘曹人
花の写真  第2回 作者プロヒール
小倉利之氏(船橋
千葉県隊友会会員

県隊友会理事

海上自衛隊
第211教育航空隊

平成9年退官
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