とうがらし

   熟するとき色の変化の美しいものは五色唐辛子といい、鉢植え・花壇用として観賞用に栽培されている。
 唐辛子は花の後青い実がなり、秋に色づいて真紅になる。
 畑にて
栽培されて一面にいろいろの花が咲いている様子は非常に目立ち綺麗なものである。
 唐辛子は、種類が多く、南蛮、八つ房、鷹の爪、日光唐辛等がある。ピーマンは獅子
唐辛の一種である。  
「美しや 野分のあとの 唐辛子」 
             蕪 村

  ざくろ 初夏に、小さな花が鮮やかな緋色(白色)の花を咲かせる。球形の果実は、この

時期に、秋の透明な光の中で赤く熟して厚い外皮が裂け、中に詰まったルビーの

ような種がのぞき、何か食べたくなります。どのような味がするのか楽しみであ

る。食べると初恋の味といった人がいる。甘酸っぱい味がする。
 ペルシャ地方か
ら平安時代に日本に伝来した。 
「秋光に 驚き裂けし 石榴かな」
             杉山飛雨

石榴

りんどう

青紫色の花をつけた姿はいかにも優しげ。秋の野山の代表的草花。リンドウは漢名「竜胆」の転訛で、その根を食べると胆汁のような苦味が強く、まるで竜の胆のようだということに由来する。
 
本州、四国、九州の山野に自生し、庭植えや鉢植えまた切花用として栽培される。草丈は20〜100センチほど。9〜11月茎頂や上部の葉腋に一個あるいは数個筒型の花を咲かせる。
 花の開くのは日のあたるときだけで、夜間や曇天には閉じる。栽培しやすく、熊本県の県花である。
竜胆
作者プロフィール
小倉利之氏船橋)
千葉県隊友会会員
県隊友会理事
海上自衛隊
第211教育航空隊
平成9年退官

花の写真

第22回

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