花の写真  第3回 作者プロヒール
小倉利之氏(船橋
千葉県隊友会会員

県隊友会理事

海上自衛隊
第211教育航空隊

平成9年退官
かんぼたん
寒牡丹
「冬牡丹」別名。牡丹は、自然のままでは6月頃に花をつけるが、そのまえに蕾みを取り除き、10月頃に二度目の蕾みをもたせる。これを藁囲いしたり、温室等に取り込んで寒さを防ぎながら育て、冬に開花させる。春咲きより花は小ぶりである。
色は、白色、桃色、赤色、紫色、黄色などがある。牡丹園は、上野の東照宮、鎌倉市の鶴岡八幡宮が有名である。 

「一つ散りて 後に花なし 冬牡丹」 正岡子規

ゆきわりそう
雪割草

厳寒に耐えて雪国に春を告げる花、北国の早春は、残雪の合間から春の訪れを告げるように咲く雪割草、3月上旬の雪割草の開花を待ち焦がれ、愛らしい姿に再会すると、心身ともに和らぐ気分を味わうそうである。新潟県の海岸沿いの西山町は雪割草の里として有名である。訪れてみたいところです。
この花は、雪割草の会の方が、佐倉
の公園に植えたものです。 

「雪のない 地に春を告げる 雪割草」 春湖

                  

 つくし
土筆

春になると、子どもの頃を思い出し、野に出ると「土筆」「大犬のふぐり」(瑠璃色の花)「仏の座」(紅紫色)がごく普通に生えている。しかし、土筆は、なかなか眼にとまらなくなりました。淡褐色の茎は、節をもち、節ごとに、俗に袴という、輪生葉をつけている。早春に摘んで、土筆和えにしたり、佃煮、酢のものにしてたべる。風味が高い。別名、つくづくし、筆の花等。  

「土筆煮て 飯くふ夜の 台所」 
正岡子規 
 
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