TOPに戻る

平成二十三年 訓練開始 
精強な部隊育成と訓練の安全を祈願して

陸上自衛隊第1ヘリコプター団 
年頭編隊飛行訓練

 第1ヘリコプター団長 金丸 章彦陸将補は、15日(水)、「新年の開始にあたり、編隊飛行能力の練度向上と士気の高揚を図り、航空安全を祈念する。」ことを目的として、人員約70名、CH-47×13機、UH×2機、OH×1機、LR-12×3機をもって年頭編隊飛行訓練を実施した。
 飛行隊は、金丸団長機を先頭に木更津飛行場を離陸し金谷沖〜幕張沖を飛行し、帰着した。飛行間、第1海堡〜幕張間で中央即応集団司令官 宮島 俊信陸将から「昨年は、パキスタン国際緊急航空援助隊派遣に際しての派遣準備及びパキスタン現地での整斉たる任務遂行並びに自衛隊観閲式における観閲飛行等活躍する機会の多い1年であった。本年は、国内外情勢が一層厳しさを増す中で、高い専門性・特殊性を持つ国内唯一の任務部隊として「強靭な部隊」となるべく部隊を育成して、あらゆる事態等に対する実効性を高め、かつ徹底した安全管理により航空安全を確保、金丸団長を核心として一層訓練に励んでもらいたい。」と訓示を受け、団長は、「国内外のいつ・いかなる任務にも即応し、行動して結果を出す第1ヘリ団の育成に向け、航空安全を確保し日々精進する。」と力強く答えた。

金丸団長訓示 団長を先頭に京葉工業地帯上空を飛行
飛行準備を終えて勢揃い 青空に映えて

陸上自衛隊第1空挺団 
降下訓練始め

 第1空挺団長 山之上 哲郎 陸将補は、1月9日(日)、習志野演習場において晴天・微風の恵まれた天候のもと、平成23年降下訓練始めを実施した。
 
 訓練は、山之上団長を先頭に各級指揮官、最年少隊員等がCH-47輸送ヘリから落下傘降下した後、北澤防衛大臣、野田財務大臣、佐藤正久参議院議員、近傍市長、県会議員、市会議員、折木統合幕僚長、火箱陸上幕僚長等及び市民1万人以上が見守る中、C-130及びC-1輸送機等から約100名の隊員が落下傘降下し、CH-47輸送ヘリによりスリング輸送した迫撃砲・車両を運用して地上戦闘訓練を展開した。

 隊員は、訓練終了後、北澤防衛大臣から「高い機動力が求められる自衛隊の中で、第
1空挺団の役割も益々重要になっている。団長を核心に一丸となって訓練に励んでほしい。」と訓示を受け、新年にあたり気持ちを新たにした様子であった。

北澤防衛大臣(右から二人目)が視察 地上戦闘訓練開始
寒い中訓練を見守る観衆 整然と降下する精鋭たち