第9次派遣海賊対処行動航空隊

 

 第9次派遣海賊対処行動航空隊は、海上自衛隊第4航空群(厚木)及び陸上自衛隊第1空挺団(習志野)(特科大隊第1中隊)を基幹としジブチ共和国に展開しています。

 ジブチ共和国は、ソマリア・エチオピアに隣接し、人口82万人、四国の面積の1.3倍程度のアフリカ東南部の国で、気候は10月から4月ごろまでは比較的涼しく平均気温25度程度の地中海地方の夏季気候のようですが、5月から9月の期間は乾燥した熱風が吹き、平均気温35度ほどになるそうです。

 平成24年1月24日派遣隊員を前に、山之上空挺団長は『自分と仲間を信じて任務遂行に邁進して貰いたい。また前向きにかつ積極的に本任務に取り組み、特科部隊に新たな歴史を刻んでもらいたい』と訓示し送り出しました。

 空挺団から派遣された隊員は、基地警衛、給養、基地警備のためのバリケード構築や、警備資材の設置・整備、通信業務などに従事しております。

 海自と陸自で統合任務を遂行しており、お互い助け合いながら任務遂行をしているようです。

 一方隊員派遣元の空挺団では、派遣隊員との情報交換、留守家族に対するきめ細かい支援を実施しています。

 
 千葉県隊友会は派遣隊員の激励とその任務完遂及び無事の帰国を心から祈念しております。
 

                                                              山田記