隊友千葉だより 平成22年11月号 千葉県隊友会事務局
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◆パキスタン国際緊急航空援助隊へ 部隊派遣の第1ヘリ団を激励 |
9月22日(水)、藤尾会長は、宮地・冨田両副会長、佐藤木更津支部長及び本間・只野両理事とともにパキスタン国際緊急航空援助隊へ人員64名、輸送ヘリコプター(CH−47)3機を派遣している陸自第1ヘリコプター団(団長 金丸 章彦 陸将補)を訪問し、副団長 中島1陸佐と懇談するとともに派遣の記念品を贈呈し、部隊・隊員を激励した。 パキスタン国際緊急航空援助隊は、パキスタン・イスラム共和国で発生した大規模な洪水被害に対し、被災地域において人員・物資(食料・飲料水・医薬品等)をヘリコプターで輸送する任務を有し、人員約200名、多用途ヘリ(UH−1)3機、輸送ヘリ(CH-47)3機をもって編成された。ヘリコプターは、海自輸送艦「しもきた」及び空自輸送機C-130(一部は民間大型輸送機アントノフ)によってパキスタンまで輸送され、8月31日にUH-1が、9月16日にCH-47がムルタン陸軍航空基地(パキスタン中部)を拠点として任務を開始し、10月10日、終結命令発令に伴い、輸送任務を終了した。期間中の輸送実績は、人員49名、物資約260トンに上り、被災者を救援するとともに、我が国の国際的地位向上に大いに寄与した。 |
![]() 物資集積所で食料の卸下 |
![]() 手を振る被災地の人達 |
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![]() 被災地上空を飛ぶUH−1 |
◆ 海自下総教育航空群司令に山作1海佐、 海自航空補給処長に志野1海佐着任、相談役を委嘱 |
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9月1日付で昌子 隆廣 海上自衛隊下総教育航空群司令及び野村 勉 海上自衛隊航空補給処長は、海将補に特別昇任の上、勧奨退職された。昌子群司令は1年1ヶ月、野村補給処長は1年9ヶ月に亘り、相談役として千葉県隊友会の活動に対し、ご指導・助言・協力を賜り深謝申し上げる。 後任には同日付で、群司令及び補給処長にそれぞれ海上幕僚監部防衛部防衛課兼統合幕僚監部運用部運用第2課兼自衛艦隊司令部から山作 房彦 1等海佐及び海上幕僚監部装備部装備需品課輸送調整室長から志野 慶一 1等海佐が着任された。 藤尾会長は、9月10日(金)及び9月22日(水)の両日、それぞれ中山沼南支部長、宮地副会長及び小渡・河西理事とともに山作群司令を、佐藤木更津支部長、宮地・冨田両副会長及び本間・只野両理事とともに志野補給処長を表敬訪問し、相談役就任をお願いした。群司令、補給処長ともに相談役就任を快諾され、隊友会に対する協力・支援を表明された。 |
![]() 山作 1等海佐 |
![]() 志野 1等海佐 |
◆平成22年度自衛隊殉職隊員千葉県追悼式 殉職隊員52柱を慰霊 |
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陸上自衛隊高射学校長兼下志津駐屯地司令 保松 秀次郎 陸将補は、10月16日(土)、下志津駐屯地「鎮めの庭」において、平成22年度自衛隊殉職隊員千葉県追悼式を執行されました。式は透き通った青空に白雲浮かぶ秋空の下、ご遺族20名(組)、県内隊友会支部長16名、来賓として森田千葉県知事、奥野衆議院議員、猪口参議院議員、県議会議員15名、山ア印西市長、四街道市議会議員2名、千葉県内陸・海・空自衛隊指揮官全員、伊藤千葉地方協力本部長、山口千葉県父兄会会長、赤木千葉県郷友会会長、黒川千葉県偕行会会長、後藤下総水行会会長及び千葉県庁阪谷隊友等が参列され、執行者、父兄会会長及び県知事による追悼の辞、献花、献吟、弔銃及び遺族代表挨拶の順に滞りなく粛々と執り行われ、ご遺族が千葉県内に在住されている殉職隊員52柱の御霊を慰霊した。 その後の追悼会食は、ご遺族と来賓がともに殉職隊員の面影を偲ぶ等、和やかに進行した。また、十数年振りに、県民のトップである森田県知事が参列され、追悼の辞を述べられ御霊に献花される姿を見てご遺族の方々も感激された様子であった。 |
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![]() 執行者 保松司令 追悼の辞 |
![]() 森田知事 献花 |
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![]() 藤尾会長 献花 |
![]() 保松司令、 森田知事、 山口父兄会長 |
◆在葉部隊の創隊記念行事、 盛大に開催 見学者多数! |
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松戸、下総及び館山の各駐屯地・基地の創隊記念行事が実施され多数の来賓及び見学者が訪れた。 松戸駐屯地(司令:櫻木陸将補)は10月3日(日)、創立58周年を祝った。倉田 元参議院議長(松戸自衛隊協力会会長)、渡辺・桜田前衆議院議員、本清県議会議員、太田千葉県援護協力会会長、山口千葉県父兄会会長等を来賓に迎え、記念式典、訓練展示、祝賀会食等が行われた。(藤尾会長出席) 下総航空基地(司令:山作1海佐)は同じく10月3日(日)、基地開設51周年を祝った。松崎・若井衆議院議員、秋山柏市長(下総基地協力会会長)、山ア印西市長、県議会議員、柏・我孫子・白井・野田市議会議員等を来賓に迎え記念式典、午餐会、体験搭乗等が行われた。体験搭乗では多数の一般参加者が爽やかな秋晴れのもと郷土飛行を楽しんだ。(宮地副会長出席) 館山航空基地(司令:山本海将補)は10月9日(土)、基地開設57周年を祝った。浜田・中後衆議院議員、金丸館山市長(館山市自衛隊協力会会長)、石井南房総市長、県議会議員、館山・南房総市議会議員等を来賓に迎え、雨天ではあったが予定どおり、記念式典、祝賀飛行、展示飛行等が行われた。(同上) |
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![]() 訓練展示 |
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![]() 03式中距離地対空誘導弾 (ホークの後継) |
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![]() 災派でおなじみ 松戸の湯(野外風呂) |
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![]() 哨戒機 P-3C |
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![]() よさこいソーラン踊り |
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![]() 山本司令 |
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![]() 浜田衆議院議員祝辞 |
![]() 救難機 UH-60K |
![]() 哨戒機 SH-60K |
◆千葉県護国神社秋季大祭ご奉仕 | ||
県隊友会は、10月9日(土)及び10日(日)の両日にわたり山田副会長、角野前東葛地区支部連合会会長、永井市川支部長、中山沼南支部長等、延べ34名が参加し、千葉県護国神社秋季大祭に伴う神社内清掃及び交通整理のご奉仕を行った。 9日実施した神社内清掃は、生憎の雨模様であったが英霊に思いが通じたか幸い小降りになる時間があり、全員一致団結協力して、迅速に境内の落ち葉をかき集め、翌日の大祭の備えを万全にした。10日大祭当日も当初、雨模様であったが、大祭が進むにつれ雨も上がり、ご遺族・来賓の乗車車両の駐車位置へ誘導及び退出もスムーズに実施でき、大祭の円滑な進行に寄与し、ご遺族及び神社の皆様に喜んで頂いた。 大祭は、千葉県護国神社宮司 竹中 啓悟氏及び千葉県護国神社奉賛会会長 江口 一雄氏の主催により、猪口参議院議員、黒川偕行会会長、瀬川 英霊にこたえる会会長、鈴木県議会議長、熊谷千葉市長、伊藤自衛隊千葉地方協力本部長、陸自高射学校長代理等の来賓とご遺族計、約1千名の参列のもと粛々と執り行われ、藤尾会長も来賓として玉串を奉納し、5万7千余柱にのぼる祭神の霊に誠を捧げた。 この際、竹中宮司から春の大祭同様、県隊友会の奉仕に対する謝辞を頂いた。また「ああ特攻」勇士之像奉賛依頼の言葉があった。 |
![]() 清掃奉仕者(中央付近:竹中宮司) |
![]() 交通整理奉仕者(同左) |
![]() 大祭 沖縄舞踊奉納 |
![]() 交通整理 |
◆関東甲信越静ブロック研修会開催 防災協力の具体策について意見発表 |
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平成22年度隊友会関東甲信越静ブロック研修会が10月5日(火)・6日(水)の両日、群馬県伊香保及び陸自相馬原駐屯地において開催され、県隊友会から藤尾会長及び冨樫事務局長が出席した。 研修会は、隊友会本部副会長・常務執行役・地域担当執行役、各都県隊友会長・事務局長等、陸海空自衛隊関係部課長及び群馬地本等から計52名が参加し、統一テーマ「防災等協力に関する具体策」の発表・紹介及び各自衛隊の現況説明が行われた。冨樫事務局長は、千葉県隊友会における防災プロジェクトチームによる検討状況を説明した。なお、参加11都県中8都県が既に「情報連絡網の構築」及び関係自衛隊・自治体との間の「協定書の締結」等の具体策を講じており、千葉県としても協力体制の構築を急ぐ必要性を感じた。 研修会終了後の意見交換会は、上記参加者に加え、大澤群馬県知事、阿久津渋川市長、群馬県父兄会・郷友会・防衛懇談会各会長、関口東部方面総監、中川第1師団長、平野関東補給処長、堀口第12旅団長等約90名が参加して盛大かつ終始和やかに実施された。6日は、相馬原駐屯地内飛行場においてCH-47ヘリコプターの体験搭乗が行われた。 |
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◆四街道支部 ゆめ半島千葉国体 において銃剣道競技を支援 |
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第65回国民体育大会ゆめ半島千葉国体において四街道市が銃剣道競技開催地に指定されたことに伴い、千葉県銃剣道連盟、四街道市教育委員会及び四街道市体育協会は、約10年に亘って準備を進めて来たが、この間、四街道市銃剣道連盟は、その主体となって、大会運営準備及び選手強化に当たってきた。中尾 英夫 隊友会四街道支部副支部長は、四街道市銃剣道連盟会長として、この任に当たり、今大会も総務委員長として大会運営の要となり、また齋藤 誠祐 支部長は、大会参与の委嘱を受け、連日大会に出席した。さらに多くの支部会員が競技委員として大会を支え、競技会の成功に多大の貢献をした。 | ![]() |
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◆平成22年度秋の叙勲受章者 おめでとうございます! 敬称略順不同 | |||
◎瑞宝中綬章 | 【市川】 椎崎 博理(海) | ||
◎瑞宝小綬章 | 成田】 鏑木 靖夫(海) | 【千葉若葉】 清永 英治(陸) | 【浦安】 坂上 哲也(陸) |
【沼南】 中山 忠正(陸) | 【千葉緑】 野田 幹雄(陸) | 【千葉美浜】 速水 誠一(陸) | |
第15回危険業務従事者叙勲受章 | |||
◎瑞宝双光章 | 【松戸】 秋間 滋和(陸) | 【千葉中央】 朝本 隆治(陸) | 【館山】 阿部 栄一(海) |
【館山】 岸田 和義(海) | 【館山】 小松 清男(海) | 【館山】 小松 清男(海) | |
【館山】 本田 雅晴(海) | 【八街】 窪田 良成(陸) | 【八街】 宮野 和男(陸) | |
【四街道】 高田 恒夫(陸) | |||
◎瑞宝単光章 | 【沼南】 小池 太一(海) | 【館山】 塩谷 憲一(海) | 【館山】 高辻 敏雄(海) |
【館山】 堀之内 今朝人(海) | 【鎌ヶ谷】 蓮見 瀧男(陸) | 【松戸】 原子 教一(陸) | |
【香取】 平石 高司(海) | 【山武東金】 森重 照雄(陸) | ||
◆平成22年度9月及び10月入会者 祝入会!隊友会発展にご協力を! 敬称略順不同 | |||
【木更津】 金野尾 洲央(海) | 【我孫子】 上田 完二(空) | 【我孫子】 加藤 一成(陸) | 【船橋】 大井 悟(陸) |
【船橋】 岩崎 慎太郎(陸) | 【柏】 佐藤 藤夫(海) | 【柏】 詫摩 浩士(空) | 【白井】 市毛 増男(海 |
【市川】 加納 省治(海) | 【県外】 野村 勉(海) *前相談役(海自航空補給処長)野村 勉様には県外から千葉県隊友会に入会して頂きました。 |
◆事務局からの連絡事項 | ブルーインパルス飛行 | |
◎「ああ特攻」勇士之像 ご奉賛の締め切りについて 本年12月 31日 までにお願い致します。 ◎陸自第1空挺団降下訓練始め 平成23年1月9日(日) 1100から1200 習志野演習場 一般公開 落下傘降下、模擬戦闘 *詳しくは陸上自衛隊第1空挺団ホームページにあります。 |
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9月25日(土) 千葉国体総合開会式(於:千葉マリンスタジアム) において空自ブルーインパルスが展示飛行、開開会式を盛り上げた。 |