2010年 在葉実働部隊訓練始動

千葉県所在自衛隊は2010年年初に当たり,防衛大臣や上級部隊指揮官をお迎えし
年頭訓練を開始しました。

陸自第1空挺団
降下訓練始め

陸上自衛隊中央即応集団隷下の第1空挺団(団長 永井 昌弘陸将補、習志野駐屯地)は、1月10日(日)、北澤防衛大臣(写真)、野田財務副大臣、石渡千葉県副知事、折木統合幕僚長、火箱陸上幕僚長、宮島中央即応集団司令官及び近傍市長・県会議員・市会議員等部内外から多数の来賓の出席と多数の一般見学者を得て、習志野演習場において恒例の降下訓練始めを実施した。

訓練は、やや強風ながらも晴天に恵まれ、航空自衛隊の輸送機及び陸上自衛隊のヘリコプターから隊員が落下傘を使って次々と大空に降下、着地後、戦車・戦闘ヘリコプターなどを交えて地上戦闘に移行、模擬戦を展開し、空挺団の精鋭振りを遺憾なく発揮した。

訓練終了後、隊員は、防衛大臣から「新たな脅威や多様な事態に即応するため国民の信頼と期待に応えるよう一丸となって訓練に励んでほしい。」と訓示を頂き、年頭にあたり任務遂行意欲を新たにしていた

陸自第1ヘリコプター団
年頭編隊飛行訓練

陸上自衛隊中央即応集団隷下の第1ヘリコプター団(団長 金丸 章彦陸将補、木更津駐屯地)は、1月5日(火)、新年の訓練開始にあたり、年頭編隊飛行訓練を実施し、編隊飛行能力の練度向上及び士気の高揚を図るとともに航空安全を祈念した。

金丸団長を先頭に18機(輸送ヘリCH×13、多用途ヘリUH×3、連絡偵察機LR×2)が編隊を組み、やや風の強い中、木更津飛行場から金谷沖・幕張沖を飛行した。この間、第1海堡〜幕張沖間で中央即応集団司令官(宮島 俊信陸将)の訓練視察を受けた。要人輸送ヘリEC搭乗の宮島司令官は、機上から飛行訓練部隊に対し、洞爺湖サミット支援、岩手・宮城内陸地震災害派遣など各種場面で活躍するヘリ団の労を称えるとともに、「今後も如何なる任務にも即応できるように常に“風”を読み、家族を含めた物心両面の先行的な準備に万全を期してもらいたい。航空機事故の防止に万全を期し金丸団長を核心に一層の練成訓練に励んでもらいたい。」と訓示した。
これに対し、金丸団長は、「国際平和協力活動を含め各種待機態勢を維持するとともに、戦力化完成に向けた練成を確実に実施し、国内外のいつ・いかなる任務にも即応し完遂できるヘリコプター団の育成に邁進する。」と力強く答え、無事、飛行訓練を終了した

 

        海自第21航空群             
        年頭飛行訓練開始            


 
海上自衛隊第21航空群( 群司令 海将補 山本 敏弘 館山航空基地)は、1月7日、 雪化粧した富士山を背景に華麗なる編隊飛行で訓練を開始し、飛行技術の向上と飛行安全を祈願した。

 4日の御用始の群司令訓示で、第21航空群は各級指揮官と隊員諸君の努力で、いかなる事態にも整斉と対応しうる実力を養成しえたと労いの言葉を贈った。さらに、今なおソマリア沖・アデン湾(関連記事を読む)で海賊対処に従事している隊員のいることを心しなければならないと述べると共に、政権が代わってもなすべき任務の根本は変わらないと隊員の心構えを説き、隊員一同は決意を新たにした。

 新年訓練は群司令の訓示を体した素晴らしい成果を収めた